都会では味わえない日本人の心の揺籃の地

水、空気、緑、大地、星空、そして静けさがある


豊かな森の山間いを縫って流れる清らかな小川、そこに沿うように連なる、棚田やだんだん畑、裾に広がる田園風景、風に揺れる野の草花、夜の空には満天の星空と静けさ。
ここには、日本人の原風景があります。

先祖から受け継ぎ守り続ける歴史と文化がある


南北朝時代、「霊山」の山頂付近には、霊山城があり、この地を治めていました。その名残りが各地に点在する神社や寺、史跡などから伺うことができます。江戸時代寛文年間が始まりといわれる霊山太鼓など、先人達の次代への伝承する姿勢や、祭りに対する熱い想いなど、その気質は現在に引き継がれています。

豊かな自然が育む農業の恵みがある


「フルーツ王国ふくしま」の名の通り、桃、リンゴ、いちごなとの果物のほか、しいたけ、きゅうり、ピーマン等々、農作物は四季折々、多彩なものが作られています。特に秋にとれる大きな実の蜂屋柿は、皮をむいて大切に干され、軟らかな食感と甘みが特徴のあんぽ柿として、北海道や関西方面にまで出荷されています。

素朴で思いやりのある人々の暮らしがある


この地の人々は、野生動物や山菜の採取など自然からの恵みを授かって暮らしてきました。農作物の栽培にしても必要なものを必要な量しか栽培しない「少量多品種」を原則とし、藁で履物を作るなど、食料以外の生活用品も自給自足が基本のようでした。
そうした質素で物を大事にする丁寧な生活ぶりは人間関係にも反映され、自らを控え周囲の人々を優先する謙虚な姿勢として後世に継承されました。

りょうぜんエリアには、
農山村が持つ“宝”が
いっぱい!

伊達市霊山(りょうぜん)町は、福島県の北部、県庁のある福島市より東へ約17km、阿武隈山地の中山間地域にあります。約7,800人が暮らすこの町には、山の上や山腹など、いたるところに大小の神社が見受けられ、南北朝時代からの歴史を感じることができます。
この地域では、豊かな自然がもたらす農業が盛んで、果物や野菜を大規模に生産し、首都圏等へ出荷をしています。また、約350年の歴史を持つ霊山太鼓をはじめとする、様々な伝統芸能や祭りなど、古くからの貴重な文化が息づいています。

お問合せ

NPO法人 りょうぜん里山がっこう 住所:〒960-0804 福島県伊達市霊山町大石細倉17 ☎024-587-1032